冷やしぶっ掛けうどんセット(ひしかり交流館)

伊佐市菱刈の湯之尾温泉街にあるお土産屋さんで、食事も提供している。「うどん」と書かれたのぼり旗につられてやってきた。時間は昼2時前10分、「ぎりぎりです」とのこと。食事は2時までの営業らしい。



注文したのは冷たいものでメニューの一番上に書かれていたこれ。待つこと5分、運ばれてきたお盆にはおにぎりと小鉢がお供をしていた。セットにはもれなくおにぎりと小鉢が付くらしい。早速いただく。

うどんを隠すようにトッピングされたワカメや玉子、ネギなどをミックスし口へ運ぶ。出汁はでしゃばらない味わい、癖っぽさもない。トッピングされた具材の味を楽しませていただいた。麺は腰がありしっかりとした歯ごたえを感じる。少なくとも柔らかくはない。歯が弱い方はつらく感じるかもしれない。




小鉢はニガウリの佃煮と炒めた小型のピーマン品種をからめたもののように思えた。おにぎりは単純に美味しかった。



余談
湯之尾温泉街はそれほどの賑わいを感じられない。食事をした店はお土産販売が本業のようだが儲けているのか、気になった。店の周辺には温泉宿が並んでいる。民家もある。区画整理されたように整然とし並んでいる。昨日今日誕生した温泉地ならともかく、昔からある温泉街がこれほど整然と並んでいることに違和感を感じた。
ネットから拾い読みすると、温泉地全体がまとまって移転したことが窺われた。金山の採掘による温泉の枯渇と新温泉の供給が現在の姿を作ったようだ。温泉街にとって温泉の枯渇ほど怖いものはない。産業と暮らしと観光が一挙に失われるのだから。移転する前の温泉街がどのような風情であったのか、想像するほかない。


冷やしぶっ掛けうどんセット・温玉入り 600円
ひしかり交流館
伊佐市菱刈川北2280-17
0995(26)4709
食事?~14:00
駐車場あり
2018/8/18