刺身定食☆☆(旬鮮館)

長崎県平戸瀬戸に架かる平戸大橋を渡ると平戸島に至る。そのまま車を進めると賑わいを感じる港町に着く。平戸城(入場料510円)に上って眺めると、町は平戸港を囲むすり鉢状の地形であることが分かる。

港の一角に駐車場がある。2時間以内なら無料で利用できる。駐車場からエンジ色の建物が見える。2階建て鉄筋コンクリート造りの壁には、平戸市魚業協同組合の名が掲げられている。入口では大漁旗がなびく。



旬鮮館は1階左で、すでに20人ほどの人々が食事の順番を待っていた。晴れた日曜日の午後0時過ぎ、受付簿に名と人数を書いて待つ。45分後、呼ばれた。




食堂内は簡素だ。木製の椅子とテーブルが並ぶ。港に面した窓側にカウンターが設けられ盆が並ぶ。次々と料理が並んでいく。カウンター内ではごはん、味噌汁が準備されている。主役の料理は生簀の隣にある部屋で行われている。
刺身定食とサザエのつぼ焼き(250円、刺身も可)を注文した。サザエは大きさによって価格が決められている。150円から50円ごとに350円まで価格で選べる。
着座後10分、サザエのつぼ焼きが運ばれてきた。コリコリの噛みごたえだ。大小の形容は難しいが、唐津市波戸岬のつぼ焼きを念頭に比較すると、価格とのバランスでは身は大きいと言える。



座ってから20分後、刺身定食が運ばれてきた。6点盛りの刺身(単品400円)、きゅうりとタコの酢和え、味噌汁(お替り100円)、白ご飯(お替り100円)が並ぶ。味噌汁にはブリの切り身が入っていた。存在感のある刺身の盛り付け、厚さ、量とも不満はない。新鮮さはもちろんである。




刺身を味わうこと15分、腹八分で食事を終えた。会計は950円、サザエのつぼ焼きと刺身定食を食べての支払いだ。

店内は静かだ。客は皆穏やかに食事をしている。4人掛けのテーブルに2人座ったが相席は求められなかった。グループ用のテーブルでは相席を求められていた。これは仕方ないだろう。
店内では4~5人の女性が働いている。息つく暇もなく働いていた。平戸へ来ることがあれば必ず再訪したい店だ。

[主なメニュー]
イカ刺し定食 1500円
海鮮丼 700円(大盛900円)
天然ヒラメ定食 1500円(期間限定・この日は提供なし)
アゴ飯 200円
刺身一皿 400円
ビール500ml 450円  350ml 350円

平戸は観光地、1日あれば車で平戸島や生月島を回れる。柱状節理の断崖、コバルトブルーの海と砂浜、海産物と牛肉、天主堂など日本固有の風景とは異なる景色や歴史と文化、新鮮な味を楽しめる。

[平戸城から港を眺める]


[生月島・大碆鼻断崖]


[田平天主堂]


佐世保市から車で1時間ほどなので、レンタカーを借りてのドライブにも最適なエリアだ。


刺身定食 700円
サザエのツボ焼き1ヶ 250円
平戸市漁業協同組合 旬鮮館
平戸市宮の町655-13
0950(22)4857
11:00~15:00
休:火曜日
駐車場なし 市営平戸交流広場利用(2時間無料)
2018/6/24