白身フライ定食(てうちうどん両国)

熊本県の北東に位置する小国町、その中心部、国道212号と387号の交差点側にうどん店が佇む。店舗はパチンコ店の敷地にある。



祝日の昼、店内には作業服姿のグループや個人がいる。観光客らしき人はいない。カウンター席、テーブル席、小上がり席が用意される。切り盛りしているのは二人。手が回るのか気になるが、難なく注文をこなしていく。うどんは手打ちのようだ。麺を打つ機械がある。

 

注文したのは白身フライ定食、みそ汁に代わり小さな器にうどんが盛られていた。白ご飯はどんぶりに盛られている。量は多い。働く人が主な来店者の表れかもしれない。白身魚の魚種は訊かず、不明だ。一切れが衣に包まれ、身の柔らかさを残しつつカリッと揚げられている。添えられるサラダは多めの印象。お新香はサラダの側に隠れている。うどんの汁は塩味の印象が強く、残してしまった。

メニューの柱はうどん類。かけうどん550円から。ごぼう天うどんなどトッピングうどんが700円で提供される。蕎麦は50円増し。定食は他にうどん定食、トンカツ定食、からあげ定食。それぞれ1,100円。


観光地での食事は多少の贅沢も許されようが、地元の人が普段利用する店での食事は不思議と落ち着く。

白身フライ定食(1100円)てうちうどん両国
阿蘇郡小国町宮原1789-4
0967(46)4210
11:00~19:00
駐車場あり
現金支払いのみ
2024/2/12

若鶏ももランチ(焼肉なべしま)

佐賀市の東部を南北に走る県道333号、JR長崎本線をまたぐ陸橋の南側にランチ焼肉を提供する店がある。焼肉なべしま佐賀兵庫店だ。鹿児島県鹿児島市で創業、長崎県を除く九州・沖縄県に店舗を展開している焼肉レストランのようだ。

 

土曜日のランチ目的で焼肉店を探す途中、たまたま出会った。店内はこぎれいで心地よい空気感だ。12時前の入店で待たずに席へ案内された。ランチメニューの中から最も安い若鶏ももランチと追加メニューからなかおちカルビを注文した。


ランチにはサラダバー(コーヒーやオレンジジュースも)が付く。ご飯とみそ汁(又はワカメスープ)はお替り自由。これはお得と脳が計算した。運ばれてきた若鶏は食べやすい大きさにカットされている。量は料金相当だろう。
 
 

ガスコンロの網で焼く。十分火を通しゴマたれでいただいた。肉厚ではないことが幸いし食べやすい。あっさりした鶏肉の味わいが表情を和らげる。


カルビをいただく。ご飯とともに口へ運ぶ。ご飯が足りなくなりそうだ。ご飯そのものもうまい。ほくほくした甘みを感じ、風味が鼻腔をくすぐる主食だ。


サラダバーには豊富な野菜や果物が並ぶ。とりあえずサラダバーではない正直なサラダバーに嬉しく驚く。2度足を運んだ。食後はコーヒーで仕上げだ。安上りながら贅沢なひと時をもらった。

会計を済ませ振り返ると席待の人が10ほどいた。

若鶏ももランチ(1000円) 焼肉なべしま佐賀兵庫店
佐賀市兵庫北7丁目3-46
0952(41)8929
11:00~15:00
17:00~21:30
店休日:12/31・1/1
駐車場あり
2023/2/11

バラエティ定食(とんかつ、エビ天、唐揚げ)(華さん食堂佐賀本庄店)

佐賀県佐賀市の南西部、国道208号南部バイパスと呼ばれる片側2車線道路の北側に位置する食堂。駐車場は用意されている。


一品料理と定食がメインで代金は前払い、セルフサービスが基本だ。定食は揚げ物が中心。ちゃんぽんとうどんもいただける。

店舗に入ると右手にサンプル、定食メニュー、一品料理が並ぶ。ベージュのトレーと箸をとり、一品料理を乗せ正面の会計へ進む。定食を注文する場合はトレーを手に取らず会計へそのまま進み、テーブルで出来上がりを待つ。お茶やお冷は会計の左手に並ぶ。


注文したのはバラエティ定食。とんかつ、エビ天、唐揚げが一皿に並ぶ。ご飯とみそ汁は大きめの椀が用いられ漬物が添えられている。


とんかつとエビ天は褐色で揚げすぎの印象、唐揚げは程よい加減だ。とんかつは硬い噛み応え、エビ天は旨味とサクッとした食感を覚えた。ご飯とみそ汁は控えめの味わい。量は多めだ。


平日、昼食時刻が来ると店内は人があふれ出した。駐車場はほぼ満車。税込み600円以下で定食を提供する威力を感じた。

店内は広い。テーブル(2~4人掛け)が10席ほど、4人から6人が座れる小あがりが10席用意されている。郊外にあるうどん店のような構造だ。駐車場の一角には唐揚げのテイクアウトがあり、数人が並んでいた。

バラエティ定食(750円)
華さん食堂 佐賀本庄店
佐賀市本庄町本庄960-10
0952(26)6261
10:00~21:00
定休日:未確認
駐車場あり(無料)
2023/2/7

とんかつ定食(和風れすとらん いち一)☆

福岡県の北西部、糸島半島の西の付け根あたりにある食堂だ。とんかつ定食を目的に食堂を探したどり着いた。国道202号唐津街道に面する場所、住宅街の入口に建つ。



土曜日の11時半、店内には3組の先客。小上がりを案内され、腰を下ろした。テーブル席が3つ、小上がり席が5つ用意されている。シンプルなメニューには定食、丼ものが並ぶ。定食は700円から。最も高価な定食、うなぎ定食は1650円で提供されている。


注文はとんかつ定食と決めていた。定食が来るまでの間にこども3人を伴った家族が入ってきた。定食をいただいている間にもこども2人をともなった家族が入ってきた。どちらの家族も唐揚げ定食を注文していた。


運ばれてきたとんかつ定食は明るい色合いの衣に豚肉が包まれている。多めのご飯とおしんこ、みそ汁と小鉢が寄り添う。

たれは刺激も少なく優しい味だ。豚肉は柔らかい。弱った歯でも噛める。衣は薄めで固くない。これまた還暦過ぎにはありがたい。キャベツの側にはマヨネーズが添えられている。ブロッコリーともども胃の中へ送り込まれていく。多めのご飯を腹の中へ運ぶに足るとんかつの量、薄い財布の小生にはありがたい価格、庶民に寄り添う食堂だ。


ネットの情報では昼間だけの営業のようだが、店内にはビールのポスターが掲示されていた。夜の営業については要確認。


初めての店なのに、通いなれた食堂のように落ち着く。賑わいが西へも広がる福岡の郊外にあって、庶民に寄り添う店だ。

とんかつ定食(750円)
いち一食堂
福岡県糸島市神在1354-67
092(322)0111
11:00~14:00
※夜間の営業は要確認
定休日:要確認
駐車場あり
2023/2/4

天ぷら&ミニお刺身定食(お魚定食朝げ屋)

諫早市役所のほど近く、10階建てビルの1階に定食屋がある。ガラス張りの店内へはいるとチケット販売機が迎える。チケットを先に買って注文するのだ。


店内には4人席とカウンター席が用意されている。時間によっては混むようだ。勝手に想像していた定食屋の店内とは異なり、開店して間もない(2021年10月オープン)清潔感としゃれた意匠が出向か会える。

メニューは時間帯で異なる。6時から10時までは朝食メニュー、10時から15時までは昼食メニューとなる。朝食は鮭やサバの焼き物がメイン。最安は納豆セットと卵かけご飯セットの350円だ。


営業は朝6時からで、昼3時には閉店する。純粋な定食屋だ。チケット販売機にアルコール飲料はないので、飲酒目的で利用することはできない。

昼食は刺身中心のおかずがメインだ。刺身と天ぷら、刺身と塩さば、刺身と天ぷらなど、刺身に自信ありのメニューとも読み取れる。最安はさばみりん定食600円。


買ったチケットは天ぷらとミニお刺身がセットになった定食、1300円だ。用意されているメニューチラシには掲載されていないが、販売機には用意されていた。


待つこと10分、運ばれてきた膳を前にしてみそ汁椀の大きさに驚いた。天ぷらはエビ、白魚、キノコ、ナスなどが盛られている。衣は薄目だ。刺身からは新鮮さをすぐさま感じ取れた。歯ごたえがしっかりあるのだ。食する朝に市場から仕入れていることを納得する。


漬物は自由に好きな量を選べる。定食注文ならご飯のお替りは自由だ。食後のコーヒーも無料で用意されている。魚好きにおススメの店だ。


700円で各種弁当のテイクアウトあり。

天ぷら&ミニお刺身定食(1300円)
お魚定食 朝げ屋
長崎県諫早市栄町1-1(アエルウェスト1F)
0957(21)0277
6:00~15:00
定休日:木曜日
駐車場なし(一部駐車場の割引あり)
2022/10/10

ごぼう天うどん(恵味うどん)

40年前とはすっかり風景を変えてしまった福岡市六本松交差点周辺。その交差点から南へ走る細い道を進むと、右手に5階建てのビルが見える。セブンイレブンの向かいに位置する。


扉を開けようとするとジャズが聞こえてきた。うどん店とジャズ、その組み合わせに一瞬たじろぐ。土曜日の昼前ながら満席、15分ほど外で待つ。店内に入りラミネートされたメニューからごぼう天うどんとかしわ飯を注文する。


あいにくこの日はかしわ飯ではなくグリーンピースの炊き込みご飯のおにぎりが用意されているとのことで、それを注文した。

ジャズが流れる店内を見回すとギターが数本壁にかけられ、天井にはドラムのセットが分解された状態で並べらている。これは店主の趣味なのか。勝手に想像を巡らせながらうどんを待った。

運ばれてきたうどんを見て驚く。平らな麺が揃えられて汁に沈む。美しい。ごぼう天は別皿にのせられている。うどんの旨みとごぼう天の味わいをそれぞれ楽しめる品出しだ。


はじめに汁をいただく。味わいの深さを感じる。麺は自家製のようだ。店内からガラス越しに製麺室が見える。滑らかな喉ごし、上品な味わいだ。麺と汁が互いに尊重しあう絶妙なバランスを感じた。


駐車場はない。地下鉄七隈線の六本松駅から歩いて6分程度。

メニュー例
とりおろしうどん 850円
よりどりうどん 850円
天ぷらうどん 950円
あげちくうどん 650円
かけうどん 500円
大盛 150円

ごぼう天うどん(650円)
恵味みうどん
福岡市中央区六本松4-3-2
092(753)8018
昼/11:00~15:00
夕/17:00~21:00
※麵がなくなれば閉店とのチラシあり
2021/4/10

具雑煮(姫松屋)

長崎県島原半島の東部に位置する島原市のランドマーク、島原城のたもとに雑煮を提供する店がある。土曜日の午前11時半、すでに店内は満席に近い。

 
数分後には空き席待ちが出ていた。案内されたテーブル席でメニューを開く。初めに紹介されている品が具雑煮だ。「具雑煮の大」を注文した。
 
 
待つこと約5分、具雑煮が運ばれてきた。器もスープも運ばれた直後は熱い。注意だ。用心しながらふたを開ける。

器を埋め尽くすのが餅だ。直径5cmほどの餅がぎっしり。餅の間からはかまぼこやレンコン、ゴボウなどが顔を見せる。スープは鳥肉ベースと思われる。しつこくはない。餅にまで薄っすら味が伝わっている。
 
 
柚子胡椒が似合いそうだがテーブルには見当たらない。一味唐がらをかけていただく。アッという間にたいらげた。程よい量だ。

メニューには定食類が多種並ぶ。例えば・・・
◇刺身定食 1300円(税別)
◇とんかつ定食 900円(税別)
◇鍋焼きうどん定食 800円(税別)
◇ポーク生姜焼き定食 800円(税別)
◇丼物 500円~(税別)
観光地の食事処としては良心的な料金設定だ。
 

具雑煮 大(1,180円税別)
姫松屋 本店
長崎県島原市城内1-1208-3
0957(63)7272 HP
11:00~19:00
2020/11/31